ネパールと中国の国境を襲った大規模土石流について中国科学院のチームが資料と現地調査を分析した結果、8月27日午前10時ごろ、ネパール国内のランタン・リルン峰(藍塘里壤峰)の南斜面で標高約5,200メートルの氷河が崩落し、氷岩崩れが発生した。8月30日の香港メディアによると、崩落した氷塊は標高約4,000メートルまで急落下し、山体を削って大規模な土石流を引き起こし、約22キロメートルを高速で流下して標高約1,800メートルのジロン(吉隆)国境検問所付近に到達。約0.7平方キロメートルにわたり、27棟の建物と付帯施設が破壊された。氷河崩落から国境検問所への到達まで約6~7分だったという。
今回の災害は、気候変動による長期的な温暖化で氷河が不安定化したことが原因とされ、突発的でピーク流量が大きく、流速も速く、破壊力と影響範囲の広さが特徴で、これは青藏高原および周辺地域における氷圏災害の新たな顕著な特徴を示している。
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