香港では雨季や台風シーズンになると土砂災害が発生しやすくなることから、政府土力工程処は来る雨季に先駆け、市民に注意を促している。3月28日の香港メディアが報じた政府統計によると、2021年に当局に報告があった土砂崩れは145件だった。前年に比べ69件減ったものの、21年は天文台によって土砂崩れ警報が2回発令され、うち1回は土砂崩れ指数が72に達するなどリスクが極めて高かった。幸い21年は土砂崩れによる死者はいなかったという。当局は土砂崩れの約80%が道路や歩道、家屋、建築物に影響を及ぼすと指摘。土砂崩れに対して警戒心を高め、天文台による土砂崩れおよび豪雨の警報発令に留意し、山沿いの斜面には近付かずいたり、斜面と建物の間に逗留しないよう呼び掛けている。雨季が来る前に準備を心掛けたい。
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