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香港―社会

変圧器にコカイン隠した少年2人逮捕

近年、香港税関は先ごろ、船便貨物に見せかけたコカインの密輸を摘発した。3月26日付政府公報によると税関が今年2月、コスタリカから船便で香港に到着した貨物を検査したところ、中には申告通り大型の変圧器が入っていたものの、中は可燃性の液体が満タンに入れられていたという。そして、その中に何層もの金属フレームに包まれた金属製の箱10個が見つかった。箱の中からコカインと思われる薬物が発見されたため、貨物の受取人について捜査を進め、3月24日に14歳と15歳も少年2人を危険薬物運搬容疑で逮捕し、翌25日に共犯と思われる45歳の女を逮捕した。今回見つかった変圧器は仕組みが複雑で切断解体に10時間を費やしたという。押収されたコカインは120キログラムで、末端価格は約1億1000万ドルにあたる。香港域内での販売を目的として密輸されたものとみられている。香港では「危険薬物条例」によって危険薬物の販売、輸送は重罪となる。この条例に違反した場合、500万ドル以下の罰金または終身刑となる。当局ではドラッグに関する24時間ホットライン(2545ー6182)を設置、市民からの情報を求めている。

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