香港の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)陽性ケースは200~300件の水準を維持しているが、多くの専門家が新型コロナ流行動向について異なる意見を示している。5月20日付香港各紙によると、香港大学医学院内科学系の孔繁毅・臨床教授は19日、「夏休みシーズンに新たな変異種ウイルスが出現しなければ、市民は屋外ではマスクを着ける必要はなくなる。フライト乗り入れ禁止のシステムも廃止にできる」と指摘。また香港大学感染及伝染病中心の何栢良・総監は「1日当たりの陽性ケースが1000件を超えたとしても、大部分が軽症または無症状ならば社会の正常化推進に何ら影響はない」と述べた。先に香港大学医学院の梁卓偉・院長は2週間後に新型コロナ流行第6波が巻き起こると予想していたが、多くの専門家は新たな一波が巻き起こるとしたら変異種ウイルスの出現または冬の訪れの際とみている。
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