世界保健機関(W HO)はデング熱の世界的な流行に注意を促しているが、夏休みシーズンを迎え政府衛生署も市民に向け渡航時の衛生管理を呼び掛けている。8月2日付政府公報によると、直近(7月26日から8月1日まで)のデング熱感染者数は2人で、いずれも香港域外で感染した輸入例(潜伏期間中に渡航歴のある域外感染の患者)だ。患者の1人はインド、もう1人はインドネシアに渡航歴があるという。当局によると、今年8月1日までに確認された感染例は累計40件、うち輸入例が37件、域内感染は3件となっている。ちなみに2023年は域内感染はなく、輸入例が62件だった。当局では香港域内あるいは海外滞在中にかかわらず衛生環境に気をつけて蚊に刺されないように注意を呼び掛けるとともに、流行地域に滞在した場合は香港到着後14日間は虫除け剤を継続塗布するよう推奨している。香港周辺地域や近隣諸国のデング熱流行情報については政府衛生防護中心のウェブサイトで情報を随時更新しているので参考にするとよい。

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