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香港―政治

外交部、ペロシ氏の内政干渉を非難

外交部駐港特派員公署は9月19日、米国のナンシー・ペロシ下院議長に香港事務への干渉をやめるよう要求する声明を発表した。

同日の香港メディアによると、ペロシ氏は18日、他の超党派議員とともに訪米中の香港衆志の黄之鋒氏や何韻詩氏らと面会し、その後全員で記者会見を行った。ペロシ氏は特区政府に対し「逃亡犯条例の改正を撤回しただけでは足りず、香港市民に普通選挙を与える承諾を履行し、警察の暴力乱用を調査すべき」と要求。黄氏は超党派議員が「香港人権・民主法案」について合意に達したことに感謝を示し、象徴的な一日になったと形容した。

これに対し外交部駐港特派員公署は「ペロシ氏は香港独立分子の黄氏とともにいわゆる自由と正義を掲げ香港事務と中国の内政に公然と干渉している」と述べ、1国2制度への支持を標榜しているのと矛盾することは政治的な狙いを露呈するものと批判した。

さらに「香港は返還後22年間、1国2制度、港人治港、高度な自治の方針を実現し、香港市民がかつてない広範な民主的権利と自由を享受してきたことは偏見を持たない人にとって否定できない事実。ただし、いかなる者も香港独立とカラー革命を行う権利と自由はなく、法律を凌駕し、法治を破壊し、公共秩序を損なう権利と自由もない」と指摘。暴力反対と秩序回復が香港の絶対的多数の自由と正義であり、米国の政治家は偏見を捨て、香港の主流民意に従い内政干渉を即時やめるよう求めた。

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