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香港―政治

外国への入籍は永住者の権利失う

香港版国家安全法の実施を受け、英国は1月末からBNOパスポート所持者に新たなルートによる英国への移住・定住申請の受け付けを開始する。中国政府はすでに英国のこの措置に対する報復措置を打ち出すと表明し、二重国籍の問題を処理する可能性が取りざたされている。1月23日付香港各紙によると、行政会議メンバーで弁護士の湯家●氏は22日、SNSで香港市民の国籍問題に関する投稿を行った。湯氏は「基本法の下では香港永住者と香港居住者は区別され、永住者だけが選挙権、参選権、居留権を擁するほか、その他すべての特区の自由と権利は香港居住者と同じ」「基本法24条によると、永住者は主に中国国民の身分に基づくか、香港に7年以上居住し香港を永住の場所とする者である。すべての国では選挙と居留権は公民権で人権ではないとみなされている。これら権利は国籍を持つ者だけが行使できる」と説明。香港市民が外国への入籍を申請した場合は実のところ中国国籍を放棄することになるため「中国は大部分の国と同様に二重国籍を認めておらず、中国国籍を放棄することは基本法の下での永住者の身分と権利を放棄することに等しく、二者は共存すべきでない」と指摘した。【●=馬へんに華】

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