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香港―政治

外国記者会の拠点が1月で契約満了

香港外国記者会(FCC)のセントラルにある拠点の賃貸契約が来年1月に期限切れとなる。6月6日の香港メディアによると、FCCのキース・リッチブルク会長はネットテレビの番組に出演し、すでに特区政府に契約更新を申請し、数日前に財政司が審査中であるとの通知を受けたことを明らかにした。リッチブルク会長は「FCCは毎月約60万ドルの賃貸料を支払っている。新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行によってバーを閉鎖しなくてはならなくなったため収入を失ったが、職員は解雇していない」と述べた。また同建物は歴史的価値があるため、FCCは100万ドルあまりを投じて改装したという。同建物は19世紀に建てられ、前身は製氷会社だった。FCCは1982年から入居し、7年ごとに契約を更新している。2018年にFCCが香港民族党の陳浩天・召集人を招いて講演会を行った際は物議を醸した。梁振英・前行政長官はFCCが公開入札を経ずに契約更新できる特権を持っていることに疑問を呈し、自身が在任中にFCCが香港独立を宣揚する講演会を行ったら契約更新に反対すると言及した。

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