香港の実業家、故・霍英東(ヘンリー・フォック)氏のオフィスで弾丸350個余りが見つかるというニュースが報じられた。香港メディアによると1月5日午後、上環の信徳中心(シュンタック・センター)内にある霍英東集団のオフィスで、同氏の遺品整理をしていた遺産執行人と会計師が長い間使っていない金庫を開けたところ、中に「吉箱」と書かれた紙が張り付けてある鉄製のボックスが入っていたという。すると、その中から7つの箱に入れられたピストルの弾丸計353個が見つかったため通報した。警察が駆けつけたが事件性はなく、建物からの避難などの措置はなかった。弾丸の来歴はまだ分かっていないものの、霍英東氏が生前に銃器所持のライセンスを持っていたことは確認されたという。霍英東氏はかつて全国政協副主席を務めたほか、香港のスポーツの発展にも尽力し、霍一族は香港の富豪としても知られている。
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