香港警察は9月9日、石澳の東側海域で発見された戦時中のものとみられる水雷を無事処理したと発表した。同日付政府公報によると、水雷が見つかったのは今年8月だ。8月9日午前にダイビングをしていた市民が海底に爆弾らしき物体があると通報。その後の捜索で、8月19日に鶴咀(Cape D’Aguilar)から東北へ約1・4キロの水域の深さ15メートルの海底に水雷が沈んでいるのが見つかった。球状の水雷は高さ約1メートル、長さ約1・5メートル、重さは約1トンで、500ポンドの高性能爆薬が内臓されていた。第二次大戦時の英国式水雷とみられている。水雷は水中で処理しなければならないことから、海事処が水雷の周囲1キロ範囲内の水域を封鎖するとともに、警察が付近のハイキングコースを封鎖して市民の進入を禁止し、一帯上空の飛行が規制されるなどの安全対策が講じられた。そして9月9日、爆発物処理課によって無事に処理されたという。香港では過去にも、市街地や工事現場から第二次大戦中の不発弾がたびたび見つかっている。(※写真・政府新聞処)

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