粤港澳大湾区で資産運用の相互乗り入れを行う「跨境理財通」が正式に始動した。9月10日の香港メディアによると、香港金融管理局(HKMA)は「跨境理財通」の業務施行実施細則を発表。「南向通」(中国本土から香港への投資)と「北向通」(香港から本土への投資)の総投資上限はそれぞれ暫定的に1500億元に設定され、投資者1人の個人投資上限は100万元となる。林鄭月娥・行政長官は中央政府の支援に感謝を表明し、「監督管理機関と準備作業を進め、業界が待望していた計画を実現することで国家の国際金融センターとしての香港の地位をより強化する」と述べた。陳茂波・財政長官は「跨境理財通」が粤港澳大湾区の住民の越境投資ルートを開拓し、資産配置の選択肢を拡大すると指摘。金融と関連の専門業界にとっても大きな商機がもたらされるため、より多くの国際金融機関を香港に呼び込んで本土業務を開拓し、香港と本土との間の資金流通で香港の役割を強化すると説明した。
映像提供:政府新聞網
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