中銀人寿の●子平・執行総裁はこのほど、香港と中国本土の保険業務の相互乗り入れの第1段階が年内にも実現する見通しを明らかにした。9月4日付香港各紙によると、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行の影響で同社の保険契約は上半期に前年同期比25%減となったが、第3四半期に入ってから顕著に回復しV字型回復が期待できる見込みだ。今後の事業発展の方向性は粤港澳大湾区への進出で、年内には保険業務相互乗り入れ第1段階のバックオフィスセンターサービスが実現し、保険料支払いと賠償処理のバックオフィス支援サービスが可能になると予測。さらに第2段階に当たる保険商品販売、第3段階に当たる保険商品の相互乗り入れは来年初めに実現する見通しだ。中銀人寿はまた本土での投資として他社との提携で健康・老後サービス業務の開拓を計画。病院や老人ホームを開発する可能性もあり、年内に進展があれば発表するという。【●=登におおざと】
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