特区政府統計処は９月１９日、２０２４年６～８月の失業率（速報値）を３・０％と発表。前月発表（５～７月）と同じだった。一方、不完全就業率は１・２％で、前月発表と同じだった。就業者数は前月とほぼ同じだが約１００人減って約３７０万８５００人だった。労働人口は約４４００人増えて約３８３万８００人。失業者数は約４５００人増えて約１２万２３００人となった。前月発表に比べ各業界の失業率の変動は同じではないものの、その幅は大きくない。例えば小売業は前月と変わらず４・３％を維持。一部業界では失業率が上昇し、中でもビルの装飾・修繕・メンテナンス業、情報・通信業の上昇が目立った。ホテル業は同０・４ポイント上昇の３・５％、飲食サービス業は同０・１ポイント上昇の５・１％だった。一方、下降が目立ったのは、保険・貿易、卸売、運輸業だった。特区政府労工及福利局の孫玉●局長は今後の展望について、「継続的な経済成長に伴い、労働市場は今後短期的には逼迫した状態が続くだろう」と述べた。【●＝草かんむりに函】
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