特区政府統計処は10月20日、2022年7~9月の失業率(速報値)を3・9%と発表。前月発表(22年6~8月)に比べ0・2ポイント下降した。5カ月連続の低下となる。主な業界でいずれも下降したが、中でもビルの装飾・修繕・メンテナンス、飲食サービス業界での失業率下降が目立った。一方、不完全就業率は1・8%で前月発表より0・2ポイント下降した。就業者数は約1万9600人増えて約362万8900人。労働人口は約1万3000人増えて約378万4200人、失業者数は約6600人減って約15万5300人となっている。特区政府労工及福利局の孫玉●・局長は、第2段階の消費券計画が支えとなり、香港の経済活動が引き続き回復したことにより労働市場はさらに一歩改善したと分析。消費および観光関連業界を合わせた失業率は前月発表より0・4ポイント下降し5・8%になり、うち飲食サービス業では同0・5ポイント下降して6・2%に、小売業では同0・3ポイント下がって5・7%になるなど改善が目立った。【●=草かんむりに函】

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