特区政府統計処は５月２０日、２０２１年２～４月の失業率（速報値）を６・４％と発表した。前月発表（１～３月）より0・４ポイント下降した。主な業界でいずれも下降したが中でも建造、小売、宿泊、フードサービス業界での失業率下降が目立った。一方、不完全就業率は３・３%で前月発表より0・５ポイント下降した。就業者数は約７９００人増えて約３６２万２０００人。労働人口は４４００人減って約３８６万９５００人、失業者数は約１万２３００人減って約２４万７５００人となっている。特区政府労工及福利局の羅致光・局長は、新型コロナウイルス流行が落ち着くに随い労働市場は改善してきていると指摘。多くの業界で失業率は下降しているが、そのうち小売、宿泊、フードサービス業を含む消費・観光業全体の失業率は前月発表より０・８ポイント下降して９・９％になった。このうち飲食業の失業率は１２・１％まで下がったとコメントしている。
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