特区政府統計処は６月１７日、２０２１年３～５月の失業率（速報値）を６・０％と発表した。前月発表（２～４月）より0・４ポイント下降した。主な業界でいずれも下降したが中でも建造、小売、宿泊、フードサービス業界での失業率下降が目立った。一方、不完全就業率は２・８％で前月発表より0・５ポイント下降した。就業者数は約８４００人増えて約３６３万４００人。労働人口は５８００人減って約３８６万３７００人、失業者数は約１万４２００人減って約２３万３３００人となっている。特区政府労工及福利局の羅致光・局長は、経済の回復と新型コロナウイルス流行が落ち着くに随い労働市場は改善してきていると指摘。多くの業界で失業率は下降しているが、そのうち小売、宿泊、フードサービス業を含む消費・観光業全体の失業率は前月発表より０・５ポイント下降して９・４％になった。このうち飲食業の失業率は１１・３％まで下がったとコメントしている。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
