特区政府統計処は12月17日、2020年9月~11月の失業率(速報値)を6・3%と発表した。前月発表(20年8月~10月)より0・1ポイント下降した。小売、ホテル、外食、教育、芸術、娯楽、レジャー業界での失業率下降が目立った。一方、不完全就業率は3・4%で前月発表より0・4ポイント下降した。就業者数は約2万2400人増えて約365万100人。労働人口は8900人増えて約389万4400人、失業者数は約1万3500人減って約24万4300人となっている。特区政府労工及福利局の羅致光・局長は、労働市場は依然厳しい状況にあるものの、9~11月は新型コロナウイルス感染拡大が抑制され、労働市場はわずかながら改善したと指摘。これにより失業率は前月発表より0・1ポイント下降したとコメントしている。また、業種別では、小売り、ホテル、外食業を含む消費・観光業全体の失業率は前月発表より1・1ポイント下降して10・1%になった。
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