特区政府統計処は2月18日、2020年11月~21年1月の失業率(速報値)を7・0%と発表した。前月発表(20年10月~12月)より0・4ポイント上昇した。これは過去17年で最も高い水準という。主に、小売、宿泊、フードサービス、教育、芸術、レジャー業界での失業率上昇が目立った。一方、不完全就業率は3・8%で前月発表より0・4ポイント上昇した。就業者数は約1万7100人減って約363万600人。労働人口は9400人減って約388万4000人、失業者数は約7500人増えて約25万3300人となっている。特区政府労工及福利局の羅致光・局長は、新型コロナウイルス流行第4波に見舞われた影響で労働市場は悪化していると指摘。多くの業界で失業率は上昇しているが、そのうち小売、宿泊、フードサービス業を含む消費・観光業全体の失業率はさらに上昇し、前月発表より0・7ポイント高い11・3%になった。中でも飲食業の失業率は高く、14・7%に達したとコメントしている。

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