葵涌の住宅で１０月２８日の真夜中に、放火とみられる火事が発生した。同日付香港各紙によると、同日午前３時ごろ、住居ビルの９階にある１室から出火しているとの通報があり、住民約１００人が避難。１時間後に鎮火したが、6人が病院に運ばれ、そのうち出火場所の住人である男性がひどい火傷を負いＩＣＵで治療を受けている。男性と同居していた母親も足に擦り傷を負ったという。消防の調べで出火元は夫婦の寝室であることが判明し、現場ではシンナーが入っていたものとみられるガラスびんや器などが見つかったことから、警察は男性の妻（４３歳）を放火容疑で逮捕した。少し前にこの家庭から「家族が死にたがっている」との相談が寄せられたそうで、警察では夫婦間の感情のもつれが原因とみている。また、現場の状況や物証から、放火はその場の思いつきではなく周到な準備をして犯行におよんだ可能性があるとして捜査を進めている。
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