8月に保釈中に台湾に逃亡しようとしたデモ隊12人が中国本土海域で密航により逮捕された事件で、深セン市塩田区看守所で拘留されているデモ隊の一部から家族に手紙が届いたことが分かった。11月19日の香港メディアによると、これは「12港人関注組」がフェースブックで明らかにしたもので、12人のうち7人の家族が手紙を受け取った。手紙は直筆で書かれ、看守所の生活は良好であるため家族らに心配しないよう述べている。手紙の筆跡は一致しているものの、中には簡体字や香港では慣用的でない中文の書き方があり、内容が大同小異で家族に心配かけないことを強調。一部の手紙には看守所の生活はみんなが想像するほど悪くなく、殴打されたり拷問で自供させられたこともないと書かれている。食事も良好で、毎食とも野菜と肉があり、毎日運動と医師による検査があり、睡眠も十分で、強制労働もなく太ったと書いている者もいた。12人の家族はまだ彼らと直接連絡を取る方法がなく、手紙の内容に疑いもあると表明した。
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