「香港版国家安全法」違反で逮捕された李宇軒氏ら12人が台湾への密航中に広東海警局に逮捕されたが、その12人すべての身分が明らかになった。8月29日付香港各紙によると、逮捕者は男11人、女1人で年齢は16~33歳。いずれも逃亡犯条例改正反対デモで暴力活動に参加しており、少なくとも4人は過激派組織「屠竜小隊」のメンバーで、暴動、爆発物製造などの容疑で起訴されている。保釈中であることや裁判を欠席して台湾への密航を図ったが、南海水域で広東海警に逮捕され、現在は深セン市塩田看守所で取り調べを受けている。香港警察はすでに通報を受けて逮捕者の家族に通知している。「屠竜小隊」メンバーで香港大学学生である郭子麟氏(18歳)は昨年11月18日に香港理工大学での衝突事件で逮捕され、暴動罪で起訴された。ほかの3人のメンバーは、公開大学学生の張俊富氏(22歳)、無職の張銘裕氏(20歳)、学生の厳文謙氏(21歳)となっている。他の逮捕者のうち3人(17~30歳)は湾仔ロックハートロードの金楽大厦19階のフラットに火炎瓶製造の原材料を保管していたため、放火企図と財産損壊の意図がある物品を所有の罪で起訴された。
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