香港警察は先ごろ、中国当局と連携し、密航を斡旋していた犯罪組織を摘発、主犯格らを含む104人を逮捕した。8月25日の香港メディアによると、このブローカーは今年6月からSNSを利用して中国本土から香港への密航者を募集。1人当たり5000~1万5000人民元の手配料を受け取っていたという。密航には海上ルートを使っており、深夜に珠海からスピードボートで香港へ向かい、東涌や屯門から不法入境者(密航者)を上陸させるという手口だった。不法入境者たちは香港の建築現場で働いたり、売春をしたり、マフィアの構成員になるなど、不法就労をしていたそうだ。このたびの摘発で逮捕された104人には、主犯格や組織の中心メンバーのほか、不法入境者63人も含まれるという。
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