香港警察は9月26日、密航によって中国本土で逮捕されたデモ隊12人について広東省公安庁から25日に返答を受け取ったと発表した。
26日の香港メディアによると、広東省公安庁は香港当局からの問い合わせに対し、デモ隊12人は深セン市公安局塩田分局で調査を受けていると回答。間もなく本土の「刑法」と「刑事訴訟法」に基づいて塩田区人民検察院に彼らの逮捕を申請すると説明した。
香港警察の説明によると、広東海警察局は8月23日午前9時ごろ、管轄海域で1隻の違法越境船舶を停止させた。海警は船に乗り込み12人の香港市民を発見し、密航越境罪の疑いで深セン市公安局塩田分局に引き渡し刑事拘留した。
公安の調査では、彼らは同日午前7時ごろに西貢布袋澳埠頭で密航グループが手配した高速艇に乗り込み、うち1人の容疑者が操縦を担当。本土海域を経由して台湾に逃亡し、香港での刑事責任から逃れる計画だったという。彼らは乗船前に密航グループに一定の資金を逃亡費用として支払っていた。一方、香港警察は越境犯罪を組織・画策した者がいないか調査を進めている。
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