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香港―社会

寒冷警報発令、低体温症で死者も

冬型モンスーンの影響から香港は寒波に見舞われ3日連続で寒冷警報が発令される中、体調を崩す市民が増えている。1月10日の香港メディアによると、9日の朝はわずか2時間半の間に少なくとも男性2人と女性3人が低体温症の疑いで自宅で倒れ急死したことが分かった。政府医院管理局の報告では、9日17時までに14人(35~98歳)が低体温症で救急治療室に搬送され、うち1人が危険な状態で、6人は重症だが、7人は容体が安定しているという。 高齢者在宅安全サービス(EHS)には9日朝から夕方までに1500件近くの通報があり、主に息切れや転倒などで約60人が入院を必要としている状況だ。民政事務総署では生活困窮者のために18カ所の臨時避寒シェルターを開放している。天文台は9日7~8時に香港域内のほとんどの地域で6~8度の気温を観測。15日までは寒く乾燥した天気が続くと予想されるため、防寒に気をつけ、体調管理に注意するよう呼び掛けている。

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