新型コロナウイルス感染症(COVID―19)第5波がまだ抑制できず、特区政府はゼロコロナ政策が唯一の戦略と強調している。2月22日付香港各紙によると、行政会議召集人の陳智思氏は21日、あるフォーラムに出席した際、香港の新型コロナ感染者が大幅に増えて高齢者や児童が病院の屋外テントで待たされたり、3~4歳の児童が死亡したことを挙げ、「先進国でも無策で対応できていない。だがウイルスに降伏することは選択肢ではなく、全市民でウイルスに対抗しなくてはならない」と強調した。香港大学深セン医院の盧寵茂・院長は「ウィズコロナ政策はみんなを黄泉の国に連れて行くだけ」と述べ、ゼロコロナ政策をガン手術に例えてガン細胞を切除して根治させるように市民の健康を保障するとの見方を示した。盧院長はまた「目下のところインフルエンザの一般的な処理方法でオミクロンに対応する有効性は何ら根拠がない。まだ世界でウイルス流行が終わっていないことから、さらに大きな破壊力を持った変異種ウイルスが出現する可能性がある」として、ウィズコロナは不可能と指摘。欧米諸国は単にコロナ対策に失敗してウィズコロナを正当化しているだけと批判した。
![香港メールニュースのご登録](https://hkmn.jp/wp-content/uploads/2019/05/1018-300x200.png)
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。