12月13日は「南京大虐殺死亡者の国家公祭日」に当たるため、特区政府教育局は11月に香港の全小中学校校長に書簡を送り学校で「南京大虐殺」の追悼活動と講座を開催することを提案した。12日の香港メディアによると、屯門の保良局香港道教連合会円玄小学で9日、1年生向けに南京大虐殺のドキュメンタリー映像を上映した後、恐怖を感じて泣く生徒も現れたことから保護者が不満を訴えた。教育局はこれに対し、上映された映像にはドキュメンタリーが含まれ、過去に香港の無料テレビ局で放映され、ネット上にもアップロードされている公の情報であり誰でもアクセスできることや、学校側は教材を選択できると指摘。また「抗日戦争の歴史を学習することはカリキュラムの一部で、学校側は学生に戦争の苦難、大虐殺という国辱、日本軍の侵略行為に対する世界各界の譴責、国軍と国民が力を合わせた抵抗を認識させ、平和を大切にすることを最終的な目的とする意義ある学習活動である」と説明した。

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