特区政府統計処は６月１日、２０２１年４月の小売り統計を発表した。小売業総売上高は前年同月比１２．１％増の２７０億ドル（速報値）、価格変動要因を考慮した小売業総販売量は同１０．９％増だった。一方、３月の小売業総売上高は前年同月比２０．２％増、小売業総販売量は同１９．９％減に修正した。４月に売上高の増加が目立ったのは、宝飾品・時計・高級贈答品の同９３．２％増、衣類の同６４・７％増、靴・衣料小物の同３６・０％増、メガネの同３４・６％増、その他消費財の同２９・１％増、燃料の同２６．７％増、自動車・同部品の同２２．８％増、医薬品・化粧品の同１８．０％増、中医薬の同１５．９％増、書籍・文具・贈答品の同１０・４％増、電器およびその他耐久消費財の同１０．２％増、家具・固定装置の同６．８％増など。一方、減少が目立ったのは、デパート商品の同２２．２％減、スーパーマーケット商品の同１２．７％減、食品・酒類飲料・たばこの同３．７％減などだった。政府スポークスマンは、４月の小売業総売上高が前年同月比で増加が顕著だったのは比較する基数が低いことによると指摘。依然観光業の冷え込みは続いており総販売量はコロナ禍以前の水準には程遠いとコメントした。
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