アヘン戦争の歴史を歪曲して教えた教師がいることが明らかになった学校で、調査委員会が設置されることになった。
5月5日付香港各紙によると、嗇色園可立小学校で教師がネット授業の中で、英国は「アヘンを撲滅するため」に中国に対して戦争を発動したとして、歴史事実を歪曲。同校は4日、この事件について声明を発表し、調査委員会を設置して事件に対応すると発表した。
可立小学法団校董会(理事会)は特別会議を開き、調查委員会の設置を可決。メンバーは独立校董1人、家長校董1人、弁学団体校董1人で、校監の古沢銘氏がリーダーを務める。学校側は「客観的、理性的で、公平な態度で事件を調査し、全面的に問題に対応する」と強調した。
特区政府教育局はこの件について「教師は絶対に是非を転倒させてはならず、歴史の事実を間違って教え、学生の学習の利益を損なってはならない」とコメントした。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。