日本国産豚のおいしさ、安全性を香港で広く認識してもらおうと、国産豚フェアが尖沙咀のK11Art Mallにあるレストラン「Something Wild The Farm 野玩田」で開催されている。
主催は日本畜産物輸出促進協議会豚肉輸出部会。香港は2018年度の日本国からの農林水産物・食品輸出額トップで2115億円、14年連続首位。また18年度国産豚の香港への輸出量は72万5232キロで、前年比112%増と好調だ。
こうしたなか今回のフェアで提供するのは香港初披露目となる千葉県産ブランド「千の恵豚」。一代雑種のランドレース・大ヨークの母豚と肉質に優れたデュロッ クの雄豚を交配した三元豚。千葉県は、鹿児島、宮崎に次いで全国第3位の豚産出額を誇り、年間およそ87万頭の豚を出荷する。「千の恵豚」はマイロ(こうりゃん)を配合したものを飼料に混ぜており、あっさりした脂身の甘さのなかに、しっかりとひきしまった肉質をつくる。脂肪融点が低いため口溶けが良いのが特徴だ。
今回提供するのは「Japanese Pork Cutlet with American Fries(日本吉列豬扒配薯條)」と「Japanese Pork Belly with Wheat Toast (日本豬腩肉配多士) 」の2品、ともに168ドル。ディナータイムのみの提供となる。今回は25日(金)までの期間限定の提供だが、今後は本格的に香港市場をはじめアジア各地での輸出拡大を目指す。
所在地はSomething Wild The Farm 野玩田店(Shop 201, K11 ART MALL, No.18 Hanoi Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon)、営業時間は11時30分~22時30分。限定メニューはディナーのみ提供(18時~22時30分)。無くなり次第終了予定。
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