尖沙咀にオープンした3万平方フィートを超えるアニメの殿堂「Anima Tokyo」 に併設された「日本グルメ横町」は試験オープン以来、個性豊かな昭和風レストラン街として好評を得ている。さらにこの夏、鉄道をテーマにしたカフェ「原鉄道咖啡店(Hara Café)」が加わった。レトロな駅や電車がみんなをタイムトンネルに招き、鉄道ファンにとって忘れられない世界を体験できる。




Hara Caféは、観光客の憧れの的である日本の鉄道の代表的なアンティーク車両「阪神電気鉄道311形」と「箱根登山鉄道チキ1形」をモチーフに、鉄道模型の大家、故・原信太郎氏が製作・所蔵した模型を元に昔ながらの車両、駅舎、運転制御室などを再現している。特に目を引くのは、本物の列車の「走行音」が車両内で流されているのと同時に、車窓を模したモニターでは線路を走る列車の様子を再現して日本各地の風景映像を上映。食事中は本物の電車に乗っているような気分になり、東京タワーや富士山、五重塔、神戸タワーなどが流れていく景色を楽しむことができる。
高級感のあるカーペット、メープル材を基調とした木製テーブルを使用した車内は、おいしい食事を楽しみながら、まるで特急列車に乗り込んだかのような雰囲気だ。ボックスシートは半個室のようなプライベート空間を演出し、木製のガラスカーテンドアがレトロな雰囲気を醸し出し、上品な空間を演出している。メニューには名物のサンドイッチやお弁当セット、デザートなど、鉄道の食文化ならではの魅力を再現。「原鉄道1号」と「炭焼コーヒー」は良質なコーヒー豆を炭火で深く焙煎し、濃厚で苦みとまろやかな味わいを生み出している。コーヒーとパンの香りに包まれながら、車内でデザートやアフタヌーンティーを味わい、レトロな時間を楽しめる。





代表メニューの「牛肉照り焼き弁当」(98ドル)は柔らかい牛肉スライスと甘いテリヤキソースが特徴。牛肉のスライスはフライパンで炒めた後も柔らかくジューシーなままとなっている。香り豊かなてりやきソースと相まって独特の風味を生み出す。その他のお弁当には「原鉄道寿司弁当」(108ドル)、「原鉄道刺身丼」(98ドル)、「和風ハンバーグステーキ弁当」(88ドル)、「うなぎの蒲焼き弁当」(108ドル)など。各弁当にはご飯、おでん、味噌汁、サラダが付いている。レトロなプライバシーの高い個室が3室あり、席も広々として快適。パーティーやイベントに最適なエレガントなダイニングエリアとなっている。






所在地:尖沙咀廣東道30號新港中心2樓
ウェブサイト:https://animatokyohk.com/

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