尖沙咀の鐘楼の鐘が71年ぶりに再び尖沙咀のウォーターフロントとスターフェリーターミナルに鳴り響くこととなった。12月10日付香港各紙によると、法定古跡に指定されている鐘楼は100年前に九広鉄路尖沙咀駅に位置し、その鐘の音は人々が時報として頼っていた。100年後に鐘楼は著名な観光スポットとなったが、過去71年にわたり鐘が鳴ることはなかった。鐘楼と九広鉄路尖沙咀駅は1915年に完成し、銅鐘は1921年3月から正式に使用された。日本占領期に使用が停止されたのを除いて銅鐘は毎日稼働したが、4つの鐘にそれぞれ設置されたモーターによって鐘の音が一致しなくなったため、1950年に稼働を停止した。ホンハム駅が建設されると旧駅は1975年に使用停止となり、駅舎は撤去されて鐘楼だけが残った。鐘楼は今後、毎日午前8時から午前零時まで1時間に1回鳴らされることとなる。
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