漁農保護理署は4月20日、同日午後に東区で野生のイノシシ2頭を麻酔銃を使って捕獲し、その後薬物注射で安楽死させたと発表した。同日の政府公報によると、野生のイノシシが人間の食べ物を積極的に奪い、近日は東区柏架山道でイノシシが人を負傷させる事件が短期間内に3件発生し、市民の安全を守るため同署職員が連日同地で調査と捕獲を行っていたという。近年は野生のイノシシによる被害が増えており、同署では彼らが公衆に迷惑をかけたり潜在的な危険をはらむと指摘する。こうした状況から、昨年11月には野生のイノシシ管理に関する新たな措置が公布された。11月17日の新措置の実施後、初のミッションでは深湾道で7頭を捕獲した。以降、4月20日までに市街地と民家附近で捕獲および安楽死させた野生のイノシシは計76頭に上る。このうち、東区柏架山道では頻繁にイノシシが出没していて、今年3月1日、2月14・15日、1月20日にも捕獲および安楽死させている。
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