広東省恵東県の海域で3月14日未明に地震が発生し、香港でも多くの市民が振動を感じた。15日付香港各紙によると、香港天文台は1万人余りの市民から報告を受け、天文台が43年前に地震観測台網を設置して以来最多となった。天文台の初歩的な分析では14日午前2時29分、中国東南部近岸で改正メルカリ震度階級4の地震が発生。震央は北緯22.51度、東経115.04度付近、香港の東北東寄り約92キロメートルの地点となっている。中国地震台網のデータでは、地震の現場は広東省恵州市恵東県沖の海域で、リヒター・スケール4.1、震源の深さは25キロメートルとなっている。ネットでは震央付近に大亜湾原発と嶺澳原発があることが注目された。2カ所の原発は震央から直線距離で約50キロメートルである上、香港に非常に近い。天文台の香港12カ所にある放射線観測ステーションのデータでは、放射線レベルは過去24時間正常を維持しているという。
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