中国共産党第20回全国代表大会(二十大)が10月22日に閉幕した。23日付香港各紙によると、閉幕後に発表された中国共産党第20期中央紀律検査委員会リストでは第19期中央政治局委員で広東省党委書記の李希氏が名を連ね、中央紀律検査委員会書記を担当し、さらに政治局常務委員への昇格が決まった。党内序列7位となる。66歳の李氏は西北地域出身で、長期的に甘粛省と陝西省で勤務し、中国共産党の聖地でもある延安のトップを務めた。習近平・国家主席との関係も深く、上海市党委副書記を務めた。遼寧省党委書記を務めた期間は全国人民代表大会(全人代)代表選挙をめぐる贈賄事件の調査を指揮した。十九大で政治局委員に昇格し、胡春華氏に代わって広東省党委書記に就任。過去に香港を訪問したことはないが、粤港澳大湾区の建設支援に力を入れた。広東省党委初期が直接、政治局常務委員入りするのは李長春氏以来となる。前任の2人の書記である張徳江氏と胡春華氏は副首相を務めた。

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