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香港―経済

店舗空室率はSARSを超えた

中国本土からの観光客が来港できないことなどから小売市場は低迷し、空き店舗が増えている。3月27日付香港各紙によると、特区政府差餉物業估価署の統計では昨年の店舗空室率は11%以上に上昇し、重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した2003年より悪化した。 また景気悪化に伴い多くの企業が運営コストを下げるために賃貸オフィスを縮小しており、昨年のオフィスビルの空室率も04年以降で最高となった。民間商業ビル(銀座式商業ビル、小売業を含む)の空室率は昨年11.4%に達し、19年の10.1%から前年比1.3ポイント上昇し、空室率が10.8%に達した03年よりも状況は悪化している。また昨年第4四半期の民間小売業ビルの賃貸料は19年同期に比べ7%下落した。

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