『星島日報』は5月31日、国務院香港マカオ弁公室の張暁明・常務副主任が全国政協副秘書長に転任し、正部長(大臣)クラスになると報じた。張氏は香港マカオ分野の仕事に36年にわたって携わり、基本法の専門家でもあり、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)主任を務めた。返還後の香港の一連の重大事件の処理に深くかかわっている。マカオの中連弁で鄭新聡・副主任が主任に昇格する人事が行われたのに続き、国務院香港マカオ弁公室も幹部人事の異動が行われる。消息筋情報では、香港の3つの重大な選挙が完了したのを受け、張氏は全国政協の仕事に転任することとなり、6月の全国政協常務委員会会議で正式に副秘書長に任命され、政協の日常事務を管理する。張氏は58歳で、江蘇省出身、西南政法学院を卒業し、1986年に中国人民大学法学院で修士を取り、国務院香港マカオ弁公室に入った。魯平・主任に評価されて頭角を現し、基本法の起草、臨時立法会の設置、香港特区準備委員会秘書処の仕事などを務め、香港返還の過程を見届けてきた。

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