特区政府は3月22日、強制検査の公告を同日から再開すると発表した。同日の香港メディアによると、公告は新型コロナウイルス感染症(COVID―19)感染者の発生した指定の地点を訪れた関係者にPCR検査を要求し、市中での伝播を抑制するもの。政府は2月25日、感染リスクの比較的高い地点で居住または勤務している者に快速抗原検査キットを配付することとし、強制検査公告を出すことを一時停止すると発表。PCR検査の資源を集中させて検査速度を上げるとともに、市中伝播リスクには大規模な快速抗原検査でできるだけ早く陽性ケースを識別することが目的と説明した。昨今、香港の検査能力が高まったことから政府は強制検査公告を再開することを決定した。また3カ月以内に行った検査の結果が陽性だった者は強制検査を受ける必要はない。衛生署に記録のあるPCR検査、衛生署に申告した快速抗原検査のいずれでも陽性だった者は強制検査が免除される。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。