特区政府衛生防護中心は11月20日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)に感染したキャセイパシフィック航空のパイロット3人について発表した。同日の香港メディアによると、衛生防護中心は先の調査で3人がドイツ・フランクフルト滞在中にホテルの部屋から離れておらず、ホテルが唯一の共通の感染経路とされていたと説明。だが衛生防護中心が18日にキャセイパシフィック航空から受け取った3人に関する調査報告によってこれが覆された。キャセイパシフィック航空の調査報告を受けて衛生防護中心は3人のフランクフルト滞在期間の日程を調査。3人はその後、数回にわたってホテルの部屋を離れてホテル周辺の場所を訪れたり、ホテルの外で友人と面会したことを認めた。衛生防護中心は3人のウイルスのゲノム配列が高度に似通っているため、ホテルの外の共通の感染源から感染したとみられ、ホテル内で集団感染が発生する可能性は低いとの見方した。

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