新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が1年余り続き出入境者数が大幅に減少し、越境旅客輸送業も影響を受けている。2月3日の香港メディアによると、立法会の航運交通界選出議員である易志明氏は2日の本会議で、越境旅客輸送行が1年にわたり営業を停止し、収入がゼロにもかかわらず各種出費が必要となっているため、政府に「復業手当」提供を求めた。特区政府運輸及房屋局の陳帆・局長はこれに対し「復業手当は経済と財政の全体を考慮しなければならず、新型コロナ流行が抑制された後に広東省・マカオとの出入境を再開することが最も重要」と強調。中国本土・マカオ政府とは出入境について協議を続けており、香港の新規感染者数が低めの2けたか1けたに近づけば本土との出入境再開が現実的となり、新規感染者がゼロとなるのを待つ必要はないことを明らかにした。またワクチンが香港に供給された後、比較的多くの市民が接種を受ければ3地の出入境再開に有利になるという。

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