香港では2月10日、新型コロナウイルス肺炎の感染者が累計で38人となった。
10日の香港メディアによると、9日は10人が確認され、香港で1日に確認された新たな感染者数としては過去最多となった。同日新たに確認されたケースのうち9人はすべて親族。彼らは旧正月2日目に当たる1月26日にしゃぶしゃぶとバーベキューをした後、29日~2月7日にそれぞれ症状が表れて感染が確認された。
観塘の工業ビルにあるパーティールームに19人が集まり、3時間にわたり食事をし、その後11人に症状が表れた。最初に確認された24歳男性の祖母(91歳)は発熱と足の腫れで1日に病院を訪れていたが、隔離治療は行っていなかった。19人のうち2人は広東省から訪れていたが、1月28日と29日にそれぞれ香港を離れた。うち1人は軽い咳が見られていたが、もう1人は何ら症状は出ていない。2人とも香港側の親類から知らせを受けて病院で検査を受け、咳が見られていた方は何ら異常はなく、もう1人はまだ検査結果が出ていない。
新たな感染者10人のうち残りの1人は70歳男性となっている。さらに10日には2人の感染者が確認され、うち1人は1月26日にしゃぶしゃぶをしていた親類の1人で、もう一人は西湾河に住む69歳男性となっている。

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