手彫りマージャン牌の老舗「標記麻雀」が廃業を発表した。10月6日の香港メディアによると、佐敦で半世紀にわたり経営してきた「標記麻雀」は屋宇署の撤去命令を受け取り、時代の流れに勝てずに廃業することになったと発表。店舗の3代目責任者である張順景氏は6日、メディアの取材を受け、半世紀前に父親についてこの業界に身を投じた経歴を述懐し、現在すでに後継者がいないことを嘆いた。屋宇署は同店舗が「建築物条例」に違反しているため、転出しなければならないと指摘。張氏は手彫りによるマージャン牌は記念品としての価値があり、非物質文化遺産の1つであるとの見方を示した。
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