香港の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行は第1波から第4波までいずれも外部からの流入防止の抜け穴が原因だったことから、特区政府は流入を防ぐため先にも多くの措置を実施した。1月2日付香港各紙によると、公務員事務局の聶徳権・局長は1日、ソーシャルメディアへの投稿で関連作業の進ちょく状況を説明。昨年12月22日に「指定検疫ホテル」スキームが実施されて以来、31日までの10日間で中国国外から計3300人が香港に到着し、空港での核酸増幅検査では16人に陽性が確認された。指定検疫ホテルは計36軒で、検疫期間中のホテルでの検査では15人の感染が確認された。聶局長はこれら31人の感染を発見したことでウイルスがコミュニティーに侵入するのを防ぐことができたため、流入予防措置を強化することの重要性を反映していると強調した。また空港での検査方法を変更したことで、空港での待ち時間が約4時間に大幅短縮されたことにも言及した。

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