香港警察は３月１０日、援助交際を装った詐欺事件にかかわった犯罪グループを逮捕したと発表した。同日付香港各紙によると、警察は３月９日にネット詐欺の大規模摘発を実施し、２２～５７歳の男５人を逮捕した。容疑者たちはＳＮＳや出会い系アプリで知り合った相手に援助交際をもちかけ、実際に対面する前にデポジットを払うように要求して金銭をだまし取ったり、お金を払わないと個人情報をばらすなどと脅かしていたという。２０１９年１０月から２０年１１月にかけて援交詐欺やマネーロンダリングなど１１件の事件に関与し、約２８０万ドルを得ていたものとみられる。警察の統計によると、２０年に通報があった援交詐欺は計８５８件で、前年比約１２・７％（９７件）増加。被害総額は同８・１％増の３２００万ドルに上った。被害者の９７％が男性で、最も若い人は１０歳の少年だったという。
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