特区政府は1月8日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行に対応して2月の春節(旧正月)前後に域内15カ所で開催される「農暦年宵市場」(花市)と「沙田車公誕新春市場」を中止すると発表した。同日の香港メディアによると、食物環境衛生署は先に今年の花市の規模を調整したものの、年宵市場と新春市場には多くの市民が集まることが予想されると指摘。ウイルス流行状況をかんがみて、出店者と市民の健康を確保しウイルス伝播のリスクを抑えるため今年の年宵市場と新春市場の開催中止を決定したという。食物環境衛生署は書面ですべての出店者に決定を通知するとともに、できるだけ早く出店料を全額返還する手配を行うことを明らかにした。
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