特区政府運輸及房屋局の陳帆・局長は中国本土から香港への食品輸送ルートの確保状況について語った。3月4日付香港各紙によると、陳局長は政府が市民の食品・日用品の買いだめ状況を非常に注視していると述べ、すでに大型スーパーと連絡を取り、商品充足と店内・配達要員の配置を確保するよう求めたことを明らかにした。また本土から香港への食品供給を保障する多くのルートがすでに整備され、本土の運転手が閉鎖循環式で香港の3カ所の中継地点への輸送する試行も始まると指摘。市民に懸念の必要はないと呼びかけた。本土側が食品供給を大幅に増加させたことから、本土から輸入した冷凍豚肉の供給量は通常の1.8倍となり、新鮮な野菜の輸入は毎日2500トン余りで、昨年の1日当たり平均に比べ約10%多い。供給量の増加につれて価格も安定するとみている。豚肉商会によると、上水食肉処理場では6日に職員全員のウイルス検査が行われ、9日に新鮮な豚肉の供給が再開する見込みだ。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。