特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長は1月25日、「預防及控制疾病(使用疫苗)規例」(第599K章)に基づき復星とバイオNテックの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンを香港で緊急使用することを認可した。同日の香港メディアによると、顧問専門家委員会はすでに陳局長に対し「現在のウイルス流行下で復星とバイオNテックのワクチン使用を認可することはリスクよりも新型コロナ予防の効果が大きい」と提案。陳局長は顧問専門家委員会の意見を参考にし、公衆の健康に対する新型コロナの脅威を考慮して今回の認可が必要とみなしたと説明した。認可は1月25日から発効する。顧問専門家委員会は海外の一部の国で同ワクチン接種後に副作用の疑いが報告されたことを注視。衛生署はすでに顧問専門家委員会の提案に応じ、ワクチンサプライヤーに関連資料の提供を要求した。サプライヤーの資料によると、香港に供給される第1陣約100万本のワクチンはすでに生産プロセスを完了し、安全・品質検査を行っている。検査が順調に終わればワクチンは2月下旬にドイツから香港に輸送されるという。

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