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香港―社会

政府がワクチン2250万本調達

特区政府は12月11日、市民への新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)のワクチン供給について発表した。12日付香港各紙によると、林鄭月娥・行政長官は記者会見ですでに2社とのワクチン調達協議で合意に達し、各750万本の計1500万本が香港に供給されることなったと発表。1社は中国本土の科興控股生物技術、もう1社は上海復星医薬、ドイツのバイオNテック、米国のファイザーの連合。それぞれ第1陣100万本が早ければ来年1月に香港に届く。さらに第3社として英オックスフォード大学とスウェーデンのアストラゼネカが共同開発したワクチンの調達も間もなく合意するもようで、供給量は750万本、来年下半期に香港に届く。これにより特区政府はすでに2250万本のワクチンを注文したこととなる。当局は1人2回の接種を見込み、最多で3000万本のワクチン調達を目標としている。林鄭長官は来年中に大部分の市民がワクチンを接種することを目標としているが、すべての市民に接種を完了させるわけではなく、市民に接種を強制することはないと説明。ただし接種後は海外旅行ができることになるため、接種を望む人が多いとの見方を示した。

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