「香港故宮文化博物館(香港パレスミュージアム)」は、2022年7月2日のオープンから2年が経った。同博物館には夏休みシーズンに入ってから多くの参観者が来場しているという。香港メディアが8月22日に伝えた同博物館の呉志華館長の話によると、7月から8月の夏休み期間に約28万~30万人が来場し、毎日約4000~5000人が参観している計算になるという。7月全体の参観者は203万人に上り、8月全体の総数はまだ出ていないもののの、8月1日からこれまでの参観者は132万人に上る。8月以降では、参観者のうち58%が中国本土からの旅客で、海外からの旅客は20%を占めており、その中でも東南アジアからの旅客が主だ。地元香港市民が占める割合は22%となっている。参観者はファミリー層や青少年が多めという。同博物館は最近、チケット料金を70ドルまで引き上げたが呉館長は、新料金は世界のほかの博物館と比べて高いとは言えず、市民に受け入れられる水準であると指摘。増収の大部分は良質のイベントや展示に還元するとしている。

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