香港では４月１９日、新型コロナウイルス肺炎（ＣＯＶＩＤ―１９）の累計感染者が１０２６人に達した（疑い例１人を含む）。
１７～１９日の特区政府衛生署衛生防護中心の発表によると、１７日には新たに４人の新型コロナ感染者が確認された。感染者はすべて英国からの入境者で、４人のうち３人はともに１６日にＶＳ２０６便でロンドンから香港に到着し、アジア国際博覧館で検査を受けて感染を確認。うち５５歲の女性は３月１７日にすでに発熱していた。
残る１人は英国に留学していた２０歲の学生で、３月２１日に香港に戻り、ホテル「香港遨舍衛蘭軒酒店（OZO Wesley Hong Kong）」で検疫を終えた後、クォーリーベイの康怡花園に帰宅。４月１１日に頭痛が始まり、発症している間も太古城商場や友人宅を訪れていた。１３日に養和医院に求診し、１７日に感染を確認。現在は東区医院に入院している。
１８日には新たに２人の感染者が確認された。４歳女性と２９歳男性で、ともに潜伏期間に海外に滞在。女性は１０日まで英国に滞在。男性は１７日までフィリピンに留学していた。
１９日も新たに２人の感染者が確認された。３５歳男性と４７歳女性で、男性は１月から４月１７日まで英国に滞在。女性はヴァージン・アトランティック航空の空港勤務職員で、主に英国から到着した旅客を担当していた。５日ぶりの地場感染発生となり、まだ感染経路は不明。発症後も勤務していたため、同僚６９人も検査を受けている。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
