新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの臨床事象評価に関する専門委員会が3月24日に開催され、メンバーが会議後に記者会見した。同日の香港メディアによると、香港ではワクチンを接種した後に死亡した疑いのある患者が新たに2人確認され、ワクチン接種後に死亡したケースは累計で10人となった。80歳の女性が3月19日に自宅で意識を失っているところを家族に発見され、クイーン・メアリー病院に搬送されたが、死亡が確認された。この女性は冠状動脈性心臓病、心不全、不整脈を患っており、2日に科興生物のワクチン接種を受けていた。予備解剖の結果、委員会はこの女性の死はワクチン接種とは直接関係ないと結論づけた。また、高血圧、高脂血症、頸動脈疾患のある60歳の男性が、23日に胸部不快感を感じ、24日朝、自宅で意識不明の状態で発見された。男性は11日に科興生物のワクチンを接種していた。
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